命の大切さと向き合う

人間は食べ物を食べるからこそ生きていける
生きることとは食べること。

全ての食べ物は命です。

食卓に並んだ時、全ての命に
『いただきます』という
感謝の言葉とその気持ちを
大切にしています。

いのちをいただく ~私たちの使命~

ある本との出会い

ある一冊の本と出合いました。その本が「いのちをいただく」という購読対象は幼稚園生や小学校低学年という絵本でした。しかし中身は大の大人でも感慨深くさせられる本でした。

内容は牛の屠場の話です。主人公の坂本さんは屠場で働いています。坂本さんには小学三年生の息子がいて、ある日の授業参観で「いろんな仕事」という授業で先生が子供たちに「おとうさん、お母さんの仕事をしっていますか?」と尋ねています。坂本さんの息子さんの順番になり「肉屋です。普通の肉屋です」とお父さんの仕事がカッコ悪いと思い、嘘を言ったのです。

しかし帰りに先生に呼び止められ「なぜ嘘をついたのか」と尋ねられると、「血がいっぱい付いているからカッコ悪い」と先生に答えました。すると先生は「お前のお父さんが仕事をしないと先生もお前も校長先生も社長さんも誰もが肉を食べられない、すごい仕事だぞ」と話してくれました。

学校から帰ると「お父さんが仕事をしないとみんなが肉をたべられないね。お父さんの仕事は凄い仕事だね」と息子が父を誇らしげに語った話でした。 (この後にも続きがありますが)

参考図書「いのちをいただく」
何かが見えた瞬間

この本を読んだときに「そうだ、我々がやっている仕事と同じだ」誰かがやらなくては世に肉を送り出せない。社会になくてはならない仕事なんだと思えるようになりました。

そして命を食に変えている大切な仕事であることに気づかされました。人間は生きていく中で、何かの命を頂かなければ生きていけません。

私たちはその命と向合って仕事をしていることを誇りに思い、そして命を頂いたからには余すところなく、安心安全な食に変えることで命が報われるのではないかと考えます。

そして食卓へ命のリレーをすることで人間は生きられる。この大切なサイクルを社員の皆さんと共に考え、そして世の中の人々に命の大切さを発信していきたいと思っています。